最近お米とぎをすることが度々あります。妻が風邪気味で少しだけ家事を手伝っているのです。
お米を研ぎながら思い出すのは、ある現場の所長のことです。那須の現場で共同企業体の所長さんでした。彼のもと、毎晩1枚、1週間で7枚の施工図を描いたことを今でも思い出します。昼間は現場、夕がたアパートに帰り、入浴、食事、19時ころ出勤し翌朝まで図面を描く、睡眠は現場事務所の床で4~5時ころから1,2時間ほどという日々でした。
その現場の終盤、お昼を自炊することになりました。所長はお料理が得意で、おかず担当。私はご飯担当でした。それまで薪と飯盒でご飯を炊くことはできた私も炊飯器を使うことができなかったのを使えるようにしてくれたのでした。うそのような話ですが、本当のことです。
お米を研ぐとその当時の様々なことが思い出されます。ものづくりの基本的なことをお教えいただいた師匠は数年前にお亡くなりになり、お会いすることがかなわなくなりましたが、お米を研ぐたびに師匠から頂いた言葉、あのころの経験から得た沢山のことが蘇ります。自分の中にいる師匠との会話の時間です。

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