9時30分から2時間ほどになりますが、住宅の耐震普及ローラー作戦のお手伝いをさせて頂きました。これは、栃木県の耐震アドバイザーとしてのお仕事です。とはいえボランティアですので、建築士の社会貢献ということになります。
県と日光市の担当の方と3人で耐震診断、耐震改修について県の施策、市の補助金などのPRのお手伝いでした。平日の昼間ということもあり、ご在宅の皆さんの多くはご高齢の方でした。耐震基準が不十分だった昭和56年以前に建築された住宅について様々な補助金が適用されますので、詳しくは最寄りの市役所、町役場、県庁などにお問い合わせ頂くと作業の流れなどを説明してもらえます。
建築物の耐震強度などは大きな地震などが起きるたびに見直しされ、改正が行われます。阪神淡路大震災以前は関西地区でそのような地震が起きることは想定されていませんでした。ですから地震力の解析などの際に使われる地域係数が低い数値になっていたのです。そこにあの大きな地震、まさに予想だにしない出来事が起き、大きな被害が発生しました。
行政の怠慢ということではなく、地面の下での出来事であり、当時の技術ではそれを予測すること、想定することは難しいことでした。この状況は現在でもそれほど変化していません。
但し、法改正などが行われたため、求められる強度は以前よりも高いものになっています。これで万全か、というと想定を超えた地震が来ればひとたまりもないのは前出の通りです。以前よりは強度が上がったとしか言いようがありません。
関東地区では関東大震災を経験していますし、日光市では今市地震を経験していますから、過去のデータからある程度の想定はできますし、それはほかの地域に比べるとかなり高い精度だと思いますので、パニックになる事も、ことさら不安になる必要もないとだけは言えるようです。
不安がるよりも、日ごろのお手入れ、家具の転倒防止措置などをきちんとされますことを強くお勧めします。加えて、災害時にどこに避難するのか、家族とはどこで落ち合うようにするか、非難しなければならない時に持ち出すものは何か、避難経路は安全か、などのことをご家族で話し合ったり、実際に避難経路を歩いて点検したりすることをお勧めします。
家のお手入れ、さまざまな準備のために、信用できる工務店、大工さんと普段からお付き合い頂き、金銭面、制度面で市役所へのご相談などをお忘れなく。

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