歴史的建造物を表現する時に高い芸術性、ということがあります。
設計事務所の方や建築家と称する方の中では、芸術家とおっしゃる方もおられます。それに対して何かを言うつもりはありません。むしろその意識の高さに頭の下がる思いです。
歴史的建造物の多くは宗教的な建物が多いようです。この場合設計や施工を担当した人たちは芸術家としてものづくりをしていたのだろうか、という疑問にぶつかります。
欧米ではもしかしたらそんな意識があったのかなぁ、なんて考えますが、日本ではどうなのでしょうか。
日本的な建物の作り方の仕組みは、設計を専門に手掛ける方はいなくて、施工の責任者の棟梁、もしくは職人全てを統括する監督のような役割の普請方みたいな人が設計も兼務していたように思うのです。
その人たちはどんな思いでものづくりをしていたのか。そこにはプロとしての誇りと、それとは裏腹の自分の名前などが出るとか出ないとかいう些細な事にはこだわらない、仕事にこそこだわるような魂があったのではないか。そんな思いを継承する者として、仕事に臨みたいと思います。ものづくりをする一人として。

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